キケンな恋の方程式【完】

ば・・・ばかにするなっ!


あたしは無言で顔をそらし、

左手でペットボトルを振り払って、

下駄箱をあけ、

靴に手をかけた。


瞬間。


「痛っ!」


チクッとした痛みが右手の指先に走り、

“何?”

反射的に見ると、

指先に赤い丸がプクンと膨れ上がっていた。


え?
とげ?


首をかしげ、左手で靴を持とうとした時。