キケンな恋の方程式【完】

「ほら。
泣き虫に
くれてやる」


黒あくまがかばんからスッと何かを取り出し、

あたしの頭の上にヒョイッと乗せた。


「へ?」


なぜに
頭の上?


黒あくまの乗せた“ソレ”は、
決して素直にあたしの頭の上に乗ってるようなものじゃなくて、
グラグラ不安定に揺れ、


「ぎゃっ」


手を広げた甲斐もなく、

あたしの足を直撃した。