キケンな恋の方程式【完】

「ハハハ・・・。
どっちにしても、泣き虫だなぁ。
おまえ」


ムカつく笑い方の黒あくまの声が、


「でも。
聡が女泣かせるって珍しいんだよな・・・」


優しい独り言に変わり、



「ま。
そんなの。
俺には関係ねぇけど。
なっ」


「ぎゃっ!」


あたしのおしりを景気づけみたいにバシンと叩き、


「それにしても。
重すぎだろ。
おまえ」


憎まれ口をたたきながら、
あたしを下駄箱の前で、
ストンと下ろした。