キケンな恋の方程式【完】

聡はそんなあたしを見つめながら

「こーゆー事」

スクっと立ち上がり、




「敦に電話しといてやる。
涙はあいつに拭いてもらえ」



そう言いながら携帯を取り出し、


あたしに背を向けた。



「オレ。
親父達が帰ってくるまで、
ヨソに泊まるわ」



あたしを拒絶するような背中に、



「どこ行くの?」


ポツンと小さく投げかけると



「・・・女んトコ」


聡はあたしを振り返ることなく、
歩みを進めた。