キケンな恋の方程式【完】

「別にいいよ」


そう言いながら、
聡は壁にドンとひじをつき、


「雫がそんなに言うなら、
教えてやるよ」



冷たい顔であたしを見据え、
片手であたしの手首を引っ張り、



「雫と姉弟ができない理由も。
雫の友達を泊めようとした理由も」



そう冷ややかに言って、

聡は、

びっくりするくらい綺麗なその顔を、

あたしに斜めに近づけた。