キケンな恋の方程式【完】

「勝手に抜いたらダメだろ。
おまえ。
そんなことも知らねぇのか」


切り捨てるような言葉。


黒あくまの迫力に、


「・・・ふ・・・ぇ・・」


じんわりにじむ涙。


「あー。
もう。
触るな。
機械には、水も禁物だ」


黒あくまは邪魔だと言わんばかりに、
あたしを払いのけ、


「お遊びは、ここまでだ」


そう言って、

メガネを外し、

ネクタイを緩め、

いつも一番上まで、

きっちり止めている

シャツのボタンを3個外した。