キケンな恋の方程式【完】

それなのに。



「そろそろ泣きやんだか?」


制服をずらして、
直にあたしの頭を撫でる手に、



「さ。
始めるぞ」


意地悪な笑顔に、



「デジカメ持ってこい。
この前撮った写真も入れる」


スッと立ち上がって、
何事もなかったかのように指示する、
凛とした声に。


くやしいけど。

痛いくらい。

心が揺さぶられる。