キケンな恋の方程式【完】

「じゃあ。
申し訳ないけど、
後よろしく」


大野くんが生徒会室のドアを閉めると同時に、


「意外だな。
おまえ。
あーゆーベタな手に弱いのか?」


黒あくまのバカにしたような声が響いた。


え?
何?


キーボードを打とうとする手を止めて、
怪訝な顔で黒あくまを見ると


「簡単な奴」


黒あくまはガタっと椅子から立ち上がった。