「え………?」 ななめ前の声の主を 私は信じられない気持ちで 振り向いた。 「…まだ、5時ですが」 彼が私を見ている。 私に話しかけている? やだ。 待って。 心臓が、のどの真下にあるみたい。 脈打つ音が 全身に響いてゆく。