街はクリスマス一色。 窓の外には手を繋いで微笑み合う恋人たちがいる。 仲の良さそうな家族が楽しそうにプレゼントやケーキを抱えている。 だけどあたしは一人ぼっちで放課後の教室の内。 本当は今日という日くらい補習をサボっても先生は怒らなかったと思う。 なのに学校に来てしまった。 特にと言った用事はない。 用事はないけど理由がある。 それは…。 ───ガラガラガラ 教室のドアが開き、現れたのは…。 「あ、戸上君。」 大好きな君。 そう、クリスマスというこの日に君に会いたかったため。 .