何も言葉が出てこなかった。 俯く私の手を先生が握った。 驚いて顔をあげると、先生が泣きそうな顔をしていた。 「お前は、弱いから・・・大丈夫か?いつでも・・・何かあったら言ってこいよ」 そう言うと、さっきよりも強く手を握った。 「誰かに見られるとまずいから・・・な・・・」 私が頷くと、先生はゆっくり手を離した。