二学期が始まって一ヶ月程経った頃だった。 いつものように早めの登校。 さくちゃんと話していた時だった。 「おはよう」 伊藤先生が何か書かれた紙とテープを持ってきた。 「おはようございまーす」 「竹邑手伝って」 「はい?」 「ごめん、嘉川、ちょっと借りるね」 (なんだろ?) 「いいけど、いってらっしゃい」 ひらひらと手を振るさくちゃん。 「行ってくるね」 「こっち来て」 先生と一緒に教室を出た。