逢いたい~先生~





土曜日、私達は河原に集まった。

校長先生の話を聞き、清掃スタート。

軍手をはめ、ゴミ袋を持ち、さくちゃん、りっちゃんと回った。



そろそろ清掃時間も終わりに近づいた頃、私達は巡回してくる伊藤先生に逢った。

近くに誰も居ないのを確認するとりっちゃんが先生に話しかけた。


「先生」

「お、ちゃんとやってるみたいだな」

「あたりまえじゃん」

「ねぇ、先生もこれ終わったら帰れるの?」

「あぁ、現地解散だけど?」

「この後の予定は?」

「なんだぁ?」

おどけて一歩後ろに引く先生。

「遊びに行こうよ!」

りっちゃんが私にウインクした。

それに気付いたさくちゃんが続けて言った。

「この後3人で遊びに行くんだけど、先生も行こうよ~」

「っていうか、車でどっか連れてって!」

「はぁ?先生は忙しいんですけど」

「いいじゃん、行こうよぉ」

「行こうよ」


(さくちゃん、りっちゃん、ありがとう)


「しゃぁないなぁ、本当は生徒と出かけるなんてありえないんだぞ」

「ってことは・・・」

「やったね!先生話がわかる!」

「しーーーっ」

周りを確認した先生がクスッと笑った。