放課後私は思い切ってさくちゃんに言ってみた。 「さくちゃん。 お昼の話なんだけど・・・」 「うん、うん」 と、さくちゃんはこっちを向いた。 「実はさ、私も同じかも・・・ あっ、酒井先生じゃないよ!」 あわてて付け加えた。 驚いた顔をしたさくちゃんは、 「ことちゃん!誰なの?」 と言いながら腕につかまってきた。