「早いな。お前達。 友達だったのか?」 先生が少し考えながら聞いてきた。 先生だからみんなの出身中学を把握していたんだろう。 「いえ、さっき友達に。 ね、ことちゃん。」 と先に答えたのはさくちゃん。 「うん。」 と、頷く私。 「そうか、 ま、仲良くな。 なんかわからないこととかあったらいつでも聞きに来い。」 ニコッと先生は笑った。 「は~い」 私達も自然と笑顔になっていた。 先生との最初の会話はこんな感じだった。