キョロキョロと辺りを見回すとやっぱり誰もいない。



―――ガサッ




んっ!?!?!?



後ろに気配を感じて
勢いよく振り向いた。


「ちょっとアンタっ!!!
いきなり叫ぶことないぢゃんっ
びっくりしたん…『ちゅっ……』



「いやぁ…フガッ!!!」


『だからうるせぇって。
いちいち叫ぶな』


はい?
な、なにいまのっ
あたしキスされた!?!?
え、ちょっと、ねぇ
どうなってんの!?!?!?


とりあえずいまの状況を整理してみよう。

学校についた
   ↓  
迷子になった
   ↓  
とりあえず叫んだ
   ↓   
キスされた…?