その様を見た人々は思った。 「この殺人兵器は誰にも殺すことができない」と。 そこで人々は、赤ん坊を殺すのではなく、自らを守ることに考えを変えた。 すべての人間が必死で生き延びる方法を模索する中、とある科学者がワクチンを完成させた。 そのワクチンのおかげで、人々は殺人兵器である少女と恐れることはなくなった。 しかし恐怖心を煽ることに変わりはない少女の存在は、相変わらず閉じ込められたままだった。 それから数年の月日が流れたとき、 その星に初めて“異星人”が訪れた。