水の音がかき消した。

孤独の時間をかき消した。

一人の時間は終わりを告げた…

いつもは無視するハズなのに、

なぜだかそこに行きたくなった。


街の広場に近づくと、

ベンチの上に人一人。

ポタリポタリと少女が一人。

望まぬ孤独に肩落とす…

遠くに聞こえた水の音…

彼女が出したものだった。