頭が真っ白になった

何も考えられなくなった

ハヤトの言葉を体が受け付けようとしてくれなかった

一瞬にして見ている風景がにじんだ

ハヤトの姿がぼやけて・・・

言葉の意味さえもよく理解していないのに

瞳から熱いものがこみ上げてきた

そして一粒の涙となってうちの頬を伝っていた