智成さんは露骨に不機嫌な様子で女の子たちと写真を撮影。


「「「……ナル…もう少し笑ってよ!!」」」


女の子たちの言葉を無視して私の腕を掴む。



「「「やっぱり…透牙の方がよかった!!」」」



私たちは…人の喧騒を離れ、静かな中庭に出た。



「俺はイタメシよりも日本食が食べたい」



「私はレストランに戻ります…」


私は智成さんに警戒心を抱かずにはいられなかった。


私は彼の手を払い、レストランに戻った。