彼との再会は3日後。


みさきの誕生パーティでの席。


海岸沿いにあるホテルの1階のイタリアンレストランを貸し切ってのパーティ。



「冷泉の姫宮紫穂です。よろしくおねがいします」



私は粗相のないように皆に挨拶。


「紫穂さまも堅苦しい挨拶はしないの…リラックスして~」


「ありがとう…みさき」



みさきは来たお客様に挨拶しに、私から離れる。私は一人で部屋の片隅に居た。



「姫宮さまも来ていたのか…」


「あ、あなたは!!?」


私は人前で大声を上げてしまった。