秘密のMelo♪y①*日本編*


「お前さ…」


「ん?」


学校の敷地を出てしばらく歩いた頃、ぽつんとかっくんが呟いた。


「お前…」


「待った」


「あ?」


「まひろがいい!」


「……」


きゃは~♪

かっくんの声ほんと素敵なんだよ。

低すぎず高すぎず…顔にぴったりな感じで…そのくせ性格に合わずとっても澄んでるの。

どこか鼻にかかった感じもスキ…❤


「いいのかよ」


「なにがあ?」


「ハア……」


…またぁ?

かっくんてよくため息つくよね…しかもあたしの顔見てさ。


「全くもってお前は馬鹿だな」


「あ、ひどーい」


「…ま、お前がいいんなら別に、俺は一向にかまわねぇがな」


「?」