―――……
「遅刻したやんけ!!」
「…てめぇらのせいだろうが」
「はーあ…ったくもう。いきなりこれだよ」
「予想はしてたけどねぇ」
「……」
あの後結局、全員が起きるまでに三十分かかった。
それから学校に着いたのはさらに四十分後。
当然遅刻である。
「……ここって古風なんだね」
「そおね。今どきバケツ持って廊下に立てなんてなかなかないわよ」
…といっても、真面目に持ってるのは誰もいない。
みーんな自分の横にバケツを置いてしゃがみこんでいる。
「あれ?」
「? 蓮くん?」
「あー……ごめん真緒ちゃん。携帯…忘れたみたい」
「…うちに?」
「うん…」
ま、まじで。
携帯をですか? また珍しい…。

