秘密のMelo♪y①*日本編*


むうっと唇を突き出してぶすぶすかっくんの膝をつつく。


「…地味にいてぇ」


「ふんだ」


ぷいっと顔をそらして、その先にいた連くんにもう一度聞いてみた。


「ねーなにやってたの?」


「ああ…。彼がどーーーしてもしないっていうから、修平がね」


「しないってなにを?」


「演奏に決まっとるやん」


なんでまた…。

てかさっき断られてたじゃん。


「星野楓やぞ? せっかくこないな大モンが目の前におんのに、だまーっとくのはおかしいやろ」


「別におかしくはないと思うけど」


それ言ったらあたしだって、いつも家にいても父様の演奏聞いてなかったもん。

おかしくないって。


「せやからちょっとでええねん! ほんなら蓮二が伴奏するさかい…」


「なんで僕なんだよ。お前がやればいいだろ」


「おりゃーこんな立派なピアノ触れへんわおっそろしゅーて!」


立派なって…。

大きいだけで普通のグランドピアノだよ。

ピアノ科ならそんくらい弾いたことあるでしょーに…。