――真祐(真緒)サイド――
犬でも兄弟喧嘩ってするんだなあと妙に感心してしまったあたしは、ふと時計を見た。
「…ねえ。こんな時間だけど…色々いいの?」
「ん?」
「え?」
「……」
りんりんは泊まるからいいけど…みんな帰らなくていいのかな?
もう九時過ぎてるんだけど。
「寝るにはまだ早いで」
「お風呂一緒に入らない? 真緒」
「さっき見たら二つあったねでかいのが。男と女に分かれる?」
「おっ。ええなー」
……って…。
なんですか、その。
まるでみんな泊まるみたいな…。
「着るもんどうしよか」
「男は適当になんとかしなさいな。…真緒た~ん。あたしの貸してね?」
「えっ、あ、うん…」
いやだから…。
「その前に楓ー弾いてぇな」
「嫌」
「あたしも聞きたい!」

