秘密のMelo♪y①*日本編*


夢でも見ているのか。

泣きそうな顔でもぞもぞと動く。


「真緒」


冷えた頬に触れ、呼びかけてみる。


「んん……かっくん…?」


うっすらと目を開けると、俺の顔を見て安心したように息をついた。

次の瞬間には、大きな目いっぱいに涙を溜め、かじりつくように抱きついてきた。


「ま、真緒ちゃん…?」


「ううー……こあかった…」


必死で泣くのを我慢しているつもりなんだろうが、真緒が顔をつけている左肩に温かいものが滴ってくる。


「どったの真緒たん。怖い夢見たの?」


「うん…」


呟くと、これでもかというほどギューッとしがみついてくる。


「もう泣くな…」


さすがに少し困り、背中を軽く叩いて慰める。

真緒が泣いているのは……嫌だ。

なぜだか分からない。

でも、無性に……無性に悲しくなる。


「う、うらやまちい…」


「変態発言」


「黙れやアホ蓮二が」


…どっちもうぜぇ。