でもなんか怒ってそうだよね。
すっげー睨んでる気がするんだけど、気のせい?
やがてぽーいっとあたしは人の波の外に投げ出された。
「……。願わくば 彼の隣に 一歩でも…」
みなさん、必死ですなあ…。
パンパン、とスカートをはたき、校舎内へ入った。
とりあえず教室行かないとね。
「……地図見るの忘れちゃった」
場所が分かんないじゃんかー…。
どうしよう。
「う~ん……。同じクラスの人がいればい…」
「星野くんSクラスでしょ? さすがよね~♪」
「教室行くのーっ?」
……おお!
これはいける!
後ろから集団と星野楓がやってきて、さっと端によける。
後ろを付いて行けば…いいよねきっと。
そうして教室まで辿り着いたのだった。
なんって便利! 星野楓♥️

