調理とかそんなハイテクなことできるわけないし、そのまま食べられるというお刺身にした。
ずらっとテーブルに並べると、それはまあ豪快だった。
よくこんなに集めたなって感じ。
久しぶりの和食に少しテンションが上がった。
「ねえねえ真緒。わんこ、名前なんにするの?」
「漢字がいいな。まおずっとパリにいたし」
男の子はねーもう決めてるんだ。
「琥珀くんとか」
「いいじゃ~ん! 女の子は?」
んー……。
すっごいほんわかした子なんだよね。
「う~ん……音っていう漢字がついてるの」
「音? 音……。りおんとかは? 梨に音」
「なんかカワイイ!」
決定決定♪
お兄ちゃんが琥珀で、妹が梨音。
可愛らしい名前が決まって満足し、男の子三人そっちのけでりんりんとお喋りに没頭した。
「…俺ら……実は透明人間やったりして」
「ああ…。それで見えてないのか」
「そおそお。無視しとるんやのーて見えとらんのよ」

