秘密のMelo♪y①*日本編*


「楓様楓様ってアンタね! ここはそんなヤツが来るとこじゃねーのよ!」


「なにを言ってらっしゃるの? あなた方…」


きょとんと女の子の集団に向き合う彼女は、ある意味ですごいと思う。


「あなた方だって、楓様をお慕いしてるんでしょう?」


「そりゃたしかに星野くんに憧れはするけどね!」


「でもそれ以前に、あたし達音楽が好きなのよ!」


…そうだ。

この人のやってること、言ってることは、音楽を本当にやりたい人への…冒瀆。

そして、かっくんへの最大の侮辱。


「……謝って」


気が付けば、集団の影から呟いていた。


「は…?」


「かっくんに謝ってよ!」


「か……!?」


色んな意味で言葉を失う彼女。

今ばかりは、かっくんのファンの子達も味方だ。


「ま……まあーっ! 失礼ですわ、失礼ですわ!!」


途端、ヒステリックに叫びだす。


「このわたくしに…白川家の令嬢であるこのわたくしに、なんて口の聞きようなの!?」