秘密のMelo♪y①*日本編*


まさか…まさかね。

そう思っていると。


「…あ…」


口滑ったみたいな顔してるんですけど!?

やめてくれるかなそういうの!

あれだけお願いしたんだからぁ!


顔を引きつらせているあたしを、ちらりと横目で見るかっくん。

心なしか目が……口元が……。

…わ、笑っている…。


「えーこほん。天才と言われる、星野楓くんが入ったのですから、今年は期待できそうです」


咳払いをして言い直す先生を、ぎろりと睨んだ。


「ではさっそくですが、色々と説明をいたしましょう」


説明?

なんの?


「この学校…というより、このバイオリン科のルールです」


る、るーる?


「この学校を支えるのは、主にバイオリンです。常にあなた方は、手本とならなければなりません」


この一言から始まり、うだうだと長いわけの分からない演説は続いた。