「……」
「……」
言われたとおり笑ってみせたというのに。
固まってしまったまま一言も喋らない。
「かっくん?」
さっきまで嫌がってたくせに、そう呼んでも怒りもしない。
一体…どうしたというんでしょう…。
なぜか三人も、つられて一緒にかっくんを見つめている。
「かっくんどしたんやー?」
「おーいかっくん?」
「かーえたん」
……自由だな。
呆れた目を、三人に向けたその瞬間。
「…!」
視界が何かに遮られる。
「はっ!? ちょ、自分なにしとんねん!?」
しゅっちゃんの驚きまくる声。
無理もないと思う。
あたしだって「自分なにしとんねん!?」って言いたい気分だ。

