かえたんって言ったらものすごい物騒なこと言われたしー…。
じゃあってことでちょっと捻ってみたんだけど。
ダメなのー?
「むう」
口を尖らせて、されるがままに連れて行かれた。
「……どこ行くのー?」
「教室」
……んー…なんで?
「楽器あんだろが」
そ、そりゃありますけど…。
だからなんで?
ひたすら首を傾げるばかりだった。
やがて教室まで着き、机に立てかけたバイオリンの目の前まで連れてこられる。
「開けろ」
「は…」
バイオリンケースをさらに布製の袋に入れているんだけど、そこから出した。
そのケースを見て、すっと目を細めるかっくん。
星野楓ともなれば…そうですよね。

