秘密のMelo♪y①*日本編*


「ふあー……かっくん~…」


「よしよし…とりあえず泣くな。興奮すると熱上がるぞ」


「うあーんっ…」


「ん? 大丈夫だっつーのに。なんかいいもんもらえるんだろ?」


「うん…」


軽く握った左手を口元に当て、涙目で見上げられる。

あどけなさの影に妙な色気を感じ、不覚にもちょっとドキッとした。


「…俺もいてやるから頑張れ。な?」


「ふぇっ……」


「ほらほら! 大丈夫大丈夫。先生注射と点滴は自信あるんだぞ? 真裕ちゃん小さい頃すっごい練習したからね」


「う~…」


医者とは思えないとっつきやすさ。

医者イコールとっつきにくいってわけじゃないが……子供の頃主治医だったせいか?

家族かなんかのように相当親しいらしいとみた。


「ほらほら。あめもあげるから」


「……」


あれもくれるこれもくれる。

他に人がついてないとできない。

……ほんっとーに幼稚園児だな病院では。

元々小学生か中学生みたいなのがなおさら幼くなる。

見た目が中学生並みだからな…見合うっちゃ見合うけど。