「あれ? 君は真裕ちゃんの――ああっ真裕ちゃん!? どーしたんだ今度は!」
「風邪」
「またかい? 何気によく風邪ひくんだよねぇ真裕ちゃん。…さ、おいで。診察しようね」
「うん~…かっくん…」
「ここにいる」
「んー…」
とても歩ける状態じゃない真裕を診察室まで運び入れ、さすがに中にいるわけにはいかないので、カーテンを隔てた隣の部屋で待つ。
「あーは? あー」
「んんーっ」
「喉見るだけだよ、痛くない痛くない」
……。
まるで幼稚園児の診察風景だなおい。
ここは小児科か?
「あー…扁桃腺いってるねぇこりゃ…。熱も高いし、点滴する?」
「やだあ!」
「…と、言うだろうと思って! …じゃじゃーん」
「……?」
いやいや…。
カーテンの向こうで何が起きてんだ?

