ぐっと眉間にしわを寄せ、右手で服を掴む真裕。
顔を覗き込んで聞くと。
「きもちわるい…寝たい」
「ああ…ちょっと待て。タクシー拾うから。……って吐くなよ?」
「うん…」
あとで色々三人から……いや、おそらく二人から聞かれることもあるだろうと思い、あえて全員で病院に行くことにした。
「う…ん~……。くるまやだぁ…」
「我慢しな」
「んんー…」
泣きそうな顔ですり寄ってくる。
辛くなってんだろうな…体。
人ってのはなぜか、弱ってる時には人に頼りたくなる。
精神的にも肉体的にも。
…まあ、こいつの場合いつも甘えてきてる気もするけど…。
「ねえ…」
「あ?」
「あたし達も来いってことはさ、なんでも聞いてこいってことだと思っていいのよね?」
「まあ……限度があるけど」
色んな意味で。
俺がすべて知ってるかって言うとそうでもないだろうし。

