「でもお前、今家に帰ってみ? 琥珀達にうつるかもしんねぇぞ」
「……」
「なかなか治らなきゃその分うつる可能性は高くなるし、バイオリンもずっとできねんだぞ」
「……やだ」
「んならみわ先生のとこ行こうな。ちゃんといてやるから」
「…………うん…」
…よし。
俺もだいぶ扱いに慣れてきたな。
「いや…というかやっぱり父親みたいだよ」
「うるせぇ」
……うるせぇといや、一番うるさいやつが……いない?
なにやってんだあいつ…。
……まあいいけど。邪魔だし。いたらいたで。
「邪魔てなんやねん! おるわいなっ。びびって喋れんかっただけやわ。…おかげさまで喋れたけどな」
なんだ…いたのか。
コイツ黙ってりゃこんなもんなのか…。
「なんやねんその目ェは」
「…別に」
「んー…かっくん…」
「どうした?」

