秘密のMelo♪y①*日本編*


―――……


「真緒っ真緒っ! 大丈夫真緒?」


「りんり……だいじょぶ~…」


全然大丈夫じゃない声でへらっと笑いながらそう返しながらも、俺の胸に頭を預けてぐったりとしている。


「真緒ーっ……ごめんねごめんね真緒?」


「ん…なんで…?」


あの二人を完全に無視して早々に学校を出ようとしている俺達。

花梨は、半分べそをかいていた。……あの花梨が。

いや、なんか……笑っちゃまずいんだろうけど笑える。


「あたしあたし……知らなくって…。それに大丈夫? ほんとに大丈夫?」


どんだけ心配なんだコイツはったく…。

まるで母親だな。……いや、分かる。気持ちは分かる。

真裕を相手にしていると、なんだか自分が親になったような気分になる。


「真裕、このままみわ先生のとこ行こう」


「やだ…」


「今日だけは聞かん。相当ひどいぞお前?」


元々あんだけ熱があったのに、それに加えてあんな全力の演奏をしちゃあ……体も参るだろう。


「んやだぁ……ふぁー…ん…!」


力なく泣きながら縋ってくる姿は、やっぱり妹かさもなくば子供か、そんな感じだ。

とても二つしか違わないとは思えない。