秘密のMelo♪y①*日本編*



「なん……ですって…?」

「あなたが、藤峰真裕…?」


「ま…お……?」

「なにゆうて…」

「……」

「……」


…ふっ。

勢いに乗って、言ってしまった。


心のどこかで冷静な自分がいた。


「な……」


「…?」


「なにを言ってるんですの! あなたみたいな小娘にあんな天才少女が務まるのなら、世の中天才だらけですわ!」


…カチン。

小娘て。いつの時代の人間だよお前。


「小娘だろうがなんだろうが事実なんだからしょうがないでしょ。天才? は? なに言ってんの。さっき成り上がりだとか言ってたんじゃないの?」


「そっ…れは…」


口ごもるお嬢様と偽物に、あたしはなおも食って掛かった。


「あたしの楽器あんなことにしたの、あんたでしょ! 最初に見たときすぐ分かった。体の大きさからなにからなにまで全部一致する。記憶力には自信あるの」


この偽物が、あたしの…先生のバイオリンをあんなことにしたんだ。