秘密のMelo♪y①*日本編*


思わずぴくりと眉をしかめ、固まってしまった。


お母さん…?

なんでお母さんが出てくるの?


「あの人も、最初はただの一般人…。庶民でしたわ。それを、藤峰洋平と結婚して一気に名が上がり、ブランドだって立ち上げた、いわば玉の輿…。あれも怪しいものよね」


「ま、世の中お金があればなんでもできるってことよ。…さ、そろそろだわ。私はもう――…」




「ちょっと待てこらぁ!!」




「え…?」

「は?」

「真緒ちゃ…」

「あいつ…っ」


「な、なんですのあなたは!? …あっ…あなた!!」

「なに、知り合い?」



最後の二人の会話についにぷっつんきてしまったあたしは、思わず叫びながら飛び出していた。


「なんなのよあんた達! いい加減にしてよね!」


「なによ、それはこっちのセリフよ。あんたなんなの?」


「この女ですわ。もう一人の邪魔者…」


「はあ? こんなガキが?」


心の底から信じられないという顔をする偽物のあたし。

そんなのどうだっていい。