秘密のMelo♪y①*日本編*


耳を澄ませると、次々にネタばらしはされた。


「しかし、藤峰真裕が五年間顔を知られていなくて助かりましたわね」


「そうね…。成り済ますのも容易かったわ」


「くす…。あなたがちょうど、彼女に恨みを持っていてくれて助かりました」


「私もよ。あなたが彼女を貶める目的を持っていてくれてよかったわ。利害の一致がぴったりいって」


んなっ……。

だからなんであたし、そんなに……?


「もうすでに、だいぶ世間の評判は落ちています。これでフィナーレよ」


「ええ。今日ここで復帰してみせて、演奏旅行でボロボロの演奏をしてみせるのよ。誰も藤峰真裕を望まなくなるわ」


は……。

そ、そんなことしようとしてたの…?

目的、それ? え? なんで?


思わず目をぱちくりさせてしまう。


「ふっ……元々親の栄光で成り上がった卑怯者ですわ。誰も本人の実力など見向きもしていないわ」


おっ……親のすねかじってこんな馬鹿なことしてる人に言われたくない!

なによこいつ! ほんっとむかつくっ。


「第一、母親の藤峰真琴も…どうなのかしらね?」


……え…?