後を追ってきたらしいみんなが、息を切らしながら駆け寄ってきた。
「大丈夫か?」
あたしの体調を案じてくれるかっくん。
ぴとっと額に手を当てる。
「上がってんじゃねぇの?」
「ん…大丈夫」
そうだ…舞台そで!
舞台そでに行けば、誰かいるかもしれない!
「かっくん…じゃなくてせっかく先生がいるなら先生!」
「あん?」
「舞台そでに行きたい! どうやって行くの?」
「はあ!? おまっちょ…何する気だ?」
口元に手を当ててひそひそ聞いてくる佐藤先生。
「行ってみるだけですぅ。教えて」
「そりゃ……裏から回ればすぐだけど…」
「あんがと!」
はわーっと…!
駆け出そうとしたとき、目の前がぐらーっと揺れた。
「真緒!」
かっくんの珍しく焦った声と共に手が伸びてきて、しっかとお腹にまわされた。

