秘密のMelo♪y①*日本編*


今日出会ったばかりだというのに。

不思議なものだ。

もう、あたし……こんなに馴染んでる。

まるでずっと昔から友達だったみたいに、気軽に笑えるんだ。

あたしにしては珍しいよね!


満足げにふとりで頷きながら、指定された部屋に全員で向かう。

もちろん……星野楓はしっかり蓮くんに掴まれてる。


「……」


睨みこわー…。


「あ、そや! 真緒ちゃんあれにもなんかあだ名つけてーな」


「へ?」


あれ……。


指差された先を、指と共に辿る。

その先にあったのは、人。

星野楓という名の人。


あれ呼ばわり…しちゃうんだね。


そんなことすらどうでもいいというように、蓮くんを睨み続ける彼を眺めながら考える。


「……かえたん♥️」


「可愛い!!」


「…殺す」


んな物騒な…。


むっと口を尖らせていると、突然止まったしゅっちゃんの背中にぶつかった。