…………誰!!
車から出てきたのは、コンクールの時あたしがいつも着ていたのと同じような服を着た女の子だった。
身長はあたしよりちょっと大きくて、髪の毛は茶髪で肩までの長さ。
サングラスをかけて腰に手を当てている。
なんか……口紅塗りたくってるしピアスしてるし、あんまり印象よくないかも…。
偏見かな? でも…。
「あれが藤峰真裕…?」
「なんかイメージとちがーう」
「うんうん。なんかさ、ちっこくて可愛らしいイメージだよな」
「成長するだろ五年も経てば…」
「でもぉ…」
でもぉ…だよほんとにもう。
なになになあに?
誰なのあれ…。
「うーん…。人って変わるのねぇ…」
りんりんも眉をしかめて頷いていた。
「僕、彼女の驕らない態度が一番好きだったのに……なにさあれ? どっかの大統領みたいに……」
ご、ごめん。
いや、なんかごめん。ほんと、うん。

