…えっと。
んー……?
「あの…これですか?」
「そだよ」
……??
あたしの見間違いでなきゃ…伝票に……「まおたんの大事」って書いてあるんですが。
間違いなく父様の字で。
んーなわけ分かんないこと書くの、あの人しかいないしね。
「ありがとうございます」
しきりに首を傾げながら、大きさの割に意外と軽かったそれを抱えて、エレベーターに乗り込んだ。
…なんだろ。この予感。
「ただーいまー…」
玄関に入ると、琥珀が尻尾を振って出迎えてくれていた。
「かっくーん。ヘンなの来てた」
「ヘンなの?」
仰向けになった梨音と戯れていたかっくんが首だけを動かしてこちらを見、聞き返す。
「ほれ」
「……あ?」
なんというかまあ…ごもっともな反応である。

