秘密のMelo♪y①*日本編*


それから三十分、ようやく家を出た。


「ばいばい琥珀~。梨音、今日もかっくん帰ってくるからね❤」


嬉しそうな顔からして、梨音ではなく自分に言っているように見える。


「くふっ♪」


「……」


なんでこいつこんな機嫌いいんだよ。

俺がいるのがそんなに嬉しいわけ?


……ま、真裕のことだ。

寂しいからとかいう理由で、いるのも誰でもいいんだろうけどな。


つーか寂しいから犬を飼うとか言ってなかったか?

飼っただろうがよ。

やっぱり分かんねーやつ…。


「かっくん?」


「あ?」


「どしたの? こーんな皺寄せてさ」


眉間に指を当ててしかめっ面を作ってみせる真裕。


「面白い顔なってんぞ」


「えー? じゃかっくんも面白い顔してたんだよ」


「いや。お前限定」


「なんでーっ」