秘密のMelo♪y①*日本編*


まあ世界の藤峰洋平ともなれば、相当金はあるだろうし…。

話聞いてりゃどうもだいぶ子煩悩みたいだし。

一人暮らしさせてんのが心配なんだろうな。なんせアイツだし。

俺だって真裕を一人で暮らさせるのは心配だ。

だからこそこうしてしょっちゅう上り込んでるわけだが…。


「だっからかっくん~!」


「うおっ…」


「琥珀を……あ、ご飯あげてくれたの? ありがと」


「お前な、急に出てくんなよ」


風呂から出てきたらしい真裕が突然背後から声をかけてきて、柄にもなく驚いてしまったり。


「ってそおじゃなくて…」


「早く飯食って行かねぇと、遅刻すんぞ」


「え? うそ! もうそんな時間?」


コイツ相手には……。

…ひたすらごまかすに限る。

そのうち忘れるまで。


「今日はー……和食にしよう」


…ほらもう忘れてるし。

こいつつかみどころのない分かりにくいやつに見えて、一度扱いを覚えると案外簡単だ。