とりあえず今日は生き地獄を逃れられたと一安心して、「ここかっくんの部屋ね」と言われている部屋に、梨音を連れて行った。
――翌朝。
「かっくんあっさだよーう!!」
「……るせぇ」
「まおお風呂入ってくるからじゅんびしといてね」
「あ? …ああ…」
なんだ? 昨日のこと……覚えてねぇのか。
てっきり「一緒に寝てくれなかった!」とか言い出すと思ったのに…。
まああいつ抜けてるしな。
と、いつも思うことをまた思い、ベッドから降り…部屋を出る。
……と。
「あーっ!!」
風呂場と思われる方向から凄まじい叫び声が響き…次の瞬間、バタバタと慌ただしい足音が駆けてきた。
「かっくん!!」
「っておい!」

