秘密のMelo♪y①*日本編*


そう感じたのは、あたしだけではない。


「馬鹿にしてんなら、乗ってやるが?」


「ちゃうちゃう! ホンマにお友達にって思てんねやで?」


睨まれて、しゅっちゃんは苦笑いを浮かべて両手を胸の前で振ってみせる。

本当になに考えてんのか分かんない人だなぁ。


「気にしないで。あいつあれで本気なんだよ」


「そーそ。ただああいう言い方しかできないあたり、損してるわよねー」


ん…そうだろっか。

逆に彼の人格だからこそ、むしろ許されてるような気もする。




しばらくしゅっちゃんと彼の睨み合いは続き、やがて時は過ぎた。


「自己紹介をー……うおおっ。な、なにやってんだお前ら」


入って来た先生が、睨み合う二人を見ておののく。

それを合図にしゅっちゃんは戻ってきて…星野楓はまた、外に目をやった。


「? なに今の…」


アイコンタクト?

目と目で会話ってやつ?

あ、それとも…。


「男同士の魂の会話っ」


「真緒ちゃんおもしろーい!」