秘密のMelo♪y①*日本編*


「スタッディーノ巨匠…」


「スタッディーノ!?」


「超すげぇマエストロやん…」


小さい頃からのあたしの先生だった。

お父さんみたい…というよりは、おじいちゃんみたい。

すごく優しくって誰よりも大好きだったの。

先生の包み込まれるような演奏も大好きで…かけがえのない人。


そんな先生から、二年前これを預かったんだ。

先生は世界一周演奏旅行をしてくるって言って、ストラディバリをあたしに渡したの。

帰ってきたときに返せたらいいなって…そう思って頑張ろうとした、矢先のことだった。




『たった今入ったニュースです。世界的巨匠スタッディーノ氏の乗る便と思われる飛行機が――』


え? 先生…?


『――……墜落した模様です』


え……?

墜……落……?





……間違いであってほしいと。

何かの手違いで先生が乗ってなきゃいいと。

何度も願った。

だけど……。