秘密のMelo♪y①*日本編*



「いやっ……」


「これ…は…」


なんで? なんでこんな…やだ…だれが…?


弦が切れているとかのレベルじゃない。

本体まで切り刻まれている。

もう……復元は不可能だろう。


「せん…せい……」


先生……先生ごめんなさい…!

あたし、あたし…!


「なっ……なにこれ…!?」


「うわっ…ひどいことを…」


後から入ってきた三人も唖然とする中、あたしはバイオリンを抱きしめ先生の言葉を思い出していた。




『Mahiro…Penchons ceci sur vous.
(真裕…これは君に預けよう)

Lorsque vous vous trouvez un
jour sur vos propres pieds
(君がいつか一人立ちするときに)

Je me le rends et c'est une odeur.
(私のところに返しにおいで)

Donnons mon le mieux à vous alors.
(その時は、私のとっておきを君に渡そう)』


『Merci.Un professeur.』
 (ありがとう。先生)